7月31日にQuad Cortexの大幅アップデートとなる、CorOS 3.0.0を発表したNeural DSPが今後のアップデートについて発表しています。
8月28日(水曜日)までにCorOS 3.0.0にアップデートしたすべてのQuad Cortex所有者に、無料でプラグインをプレゼントすることを発表しました。
とあるため、Quad Cortexを持っているけどまだアップデートしていない人は急いでアップデートしておきましょう。
さらに、データ収集ロボット「TINA」を紹介し、機械ロボティクスと機械学習をどのように統合したかを詳しく説明したフォローアップ記事と研究論文を公開しました。
今後数週間で、CorOS 3.0.0で発見された問題を修正し、同時にCorOS 3.1.0の残りのタスクを完了するために、CorOS 3.0.1をリリースします。
データ収集ロボット、「TINA」については少しだけ読みましたが、高度なニューラルネットワーク学習の研究をしているソフトウェア企業が、本物のアンプを人間ではなく機械で操作することでデータ収集の正確性を高める段階に来たことで、ますますモデリングアンプのレベルが上がりそうだと思いました。
CorOSアップデートの今後
CorOS 3.0.0は、システムアーキテクチャの多くを大幅に刷新する、これまでで最も重要なアップデートでした。このアップデートが完了した今、より頻繁なリリースに移行し、すべてのユーザーにアンプやエフェクトなどの新しいデバイスを提供していきます。一部のユーザーが、プラグイン互換性によって新しいデバイスが有料化されることを懸念していることを理解していますが、それは決してありません。
Quad Cortexにプラグイン互換性を導入できたことを誇りに思います。これは、モデリング企業がネイティブソフトウェアと組み込みハードウェアの世界を効果的に統合した初めてのケースです。多くのQuad Cortexユーザーであり、かつプラグインユーザーである何万人もの方々が、お気に入りのプラグインサウンドをハードウェアで利用することを待ち望んでいました。プラグインユーザーでない方もご安心ください。Quad Cortexには新しいデバイスを直接追加しています。
私たちの哲学は明確です。優れたデバイスを作成したときには、その技術を可能な限りQuad Cortexにも提供することを目指しています。
プラグインはQuad CortexのためのペイウォールやDLCではないことを強調したいと思います。むしろ、ハードウェアとソフトウェアが調和して共存する手段を提供します。プラグインに興味がない場合でも、重要な機能を見逃すことはありません。しかし、プラグインを使用する場合は、プラグイン互換性によって、そのサウンドやシグナルチェーンをQuad Cortexで再現することができます。
Quad Cortexは今後、アンプを追加するにはプラグインを購入しないといけないのではないか?と懸念しているユーザーもいたようですが、公式がそういったことはないと否定しています。
今までのアップデートでもかなりのアンプ、ストンプが追加されてきたので期待が高まります。
そして最後にしれっと重要なことを付け加えています。
最後に、今後のプラグインアップデートは、CorOSのアップデートと並行して移植されることをお知らせします。Soldano SLO-100 XとFortin Nameless Suite XがCorOS 3.1.0で登場し、次の主要アップデートではParallax XとArchetype: Nolly Xが含まれます。
Soldano SLO-100 XとFortin Nameless Suite XがQuad Cortexで使えるようになるようです。
SLO-100 Xはかなり使い勝手の良いアンプなので嬉しいアップデートですね。
今後のXアップデート
次のXアップデートとして、Archetype: Cory Wong XおよびArchetype: Petrucci Xが登場することをお知らせします。皆様と共有できることを楽しみにしています。
こちらはすぐにQuad Cortexで使用できるようになるわけではないと思いますが、プラグインがXバージョンにアップデートされるようです。
無印からXにアップデートされると聴いただけでわかるくらい音の密度が高まり、音質向上が感じられるのでこちらも嬉しいアップデートですね。