RMEオーディオIFがSonarworksの補正プロファイルに対応

自宅でも整えられた音場かのようにスピーカー出力を補正してくれる、SonarworksのSound ID Reference。
プロ、アマチュア問わず人気のSound ID Referenceのスピーカー補正プロファイルがRMEのオーディオIF向けにエクスポート可能となり、Sound ID Referenceを起動することなく、ただ普通にRMEのオーディオIFから音を出すだけで常に補正がかかった状態にできるようになりました!

対応するオーディオIFは次の通り。
SoundID Referenceと対象のオーディオIFを持っている人はぜひアップデートしましょう!

  • UFX III
  • UFX II
  • UFX+
  • UCX II
  • Fireface 802 FS
  • HDSPe MADI FX rev2,
  • MADIface XT II
目次

下準備

まずはSoundID ReferenceとRMEのオーディオIFのドライバを最新にします。
SoundID Referenceは起動したら画面右上の点々をクリックし、Check for updatesをクリック

SoundID Reference

SoundID Referenceは起動したら画面右上の点々をクリックし、Check for updatesをクリック。

アップデートがある場合はインストールします。

RME Driver

上記ページにアクセス、左側のプルダウンから使用しているオーディオIFを選択します。

Select operating systemからWindowsかMacを選択し、Driver, Flash Updateが表示されるので、どちらもダウンロードし、インストールしてください。

SoundID ReferenceからプロファイルをExport

SoundID ReferenceからRMEオーディオIF用のプロファイルをExportします。
ここでは、Dry/Wetを100に設定した強めの補正をかけるプロファイル50に設定した中程度のプロファイルの2つを作ります。

  1. Dry/Wetを100に設定
  2. FLTと書いてある部分にマウスをあわせ、クリックで表示されるメニューからExportを選択
  1. Select your deviceからRME Audio interfaceを選択し、Export preset for RMEの画面から保存場所を選択
    ※保存場所はどこでも大丈夫です。
  1. 次はDry/Wetを50に設定したプロファイルを作成します。
  1. 最初の画面にもどり、Dry/Wetを50に設定し、わかりやすいようにプリセット名も Speaker – Flat – 50に変更しておきます。
  2. あとは先程の手順と同様にExportします。

RMEオーディオIFでプロファイルを読み込む

先ほど作成したSoundID ReferenceのプロファイルをRMEオーディオIFで読み込みます。

  1. TotalMi FXを起動。
  2. 最下段右側のMainのスパナマークをクリック。
  3. 赤枠で囲った、Room EQをクリック。
    ※Room EQが表示されない場合はドライバーをアップデートしてください。
  1. Room EQ Output Mainの画面が表示されます。
  2. 右上のPresetをクリック。
  3. 表示されたメニューからImportをクリック。
  4. 先ほど作成したプロファイルを選択し、読み込ませます。
  1. EQバンドがそれぞれSoundID Referenceで表示されていたものに近い値になれば読み込み成功です。
  2. 読み込みが完了したら、PresetからSave toを選択し、任意の場所に保存してください。
  3. ここまで完了したら、先程作ったうちのもう1つのプロファイルを5~9の手順でSave toしておきます。

ここまで完了したら左上のRoom EQをONにしてください。
先ほど読み込ませたプロファイルはPresetメニューのRecallからすぐに読み込み、切り替えることができます。

補正していることを忘れられる便利さ

SoundID Referenceと比べ、EQのバンド数が少なかったり、Target EQを即座に切り替えることができなかったりと、不便なところはありますが、それ以上にSoundID Referenceを起動しなくてもRMEから出力されるすべての音(正確にはMain Output)に補正がかかった状態になるのは本当に便利です。

DAWでプラグインをインサートしなくても、常にEQがかかった状態で作業でき、バウンス時にもプラグインのハズし忘れが発生しないなど恩恵は大きいです。

また、NetflixやSpotify, YouTubeなどあらゆる音が出るものに対しても常にDAWと同一の補正がかかった状態でモニタリングできる点も良いです。

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